この記事では、パチンコ(ギャンブル)依存症の症状や治し方などを体験談を元にまとめています
「自分が依存症なのかをチェックできる項目」、「周囲の人はどうすれば良いか?」などをまとめましたので、ご覧下さい。
パチンコ(ギャンブル)依存症とは?
パチンコ(ギャンブル)依存症とは、ギャンブルをするという行為が日常生活に悪影響を及ぼすとわかっているのに、やめることができない状況の人のことを言います。
次の項目の「パチンコ(ギャンブル)依存症診断」でも書いていますが、パチンコ屋に行く為に嘘をついたり、お金を借りてまでギャンブルをしてしまう人は依存症の可能性が非常に高いです。
また、依存症患者は男性の方が多く、日本では成人男性の9.6%、成人女性の1.6%、全体で5.6%の人はギャンブル依存症(軽度/重度含む)であると言われています。
成人男性の9.6%ということは、約10人に1人ですから、他人事ではない病気であることは確かです。
ここからは、まず「パチンコ(ギャンブル)依存症診断」を次の項目で実施して頂き、その後は「パチンコ(ギャンブル)依存症になってしまう原因」「パチンコ(ギャンブル)依存症の症状や特徴」や「治療方法」などをご紹介していきます。
*各項目をクリック(タップ)して頂くと、そこまでジャンプできます。
パチンコ(ギャンブル)依存症診断
自分自身が、パチンコ(ギャンブル)依存症なのかを診断できる20の質問を用意しました。
下記の20の質問に○か×で回答し、○の数が7つ以上ある方はパチンコ(ギャンブル)依存症である可能性が高いです。
- ギャンブルをしたいために、仕事など大切なことを後回ししたことがある
- 自分がギャンブルをしているため家庭、家族との関係が悪くなっている
- ギャンブルをしているため周囲の目が気になる
- ギャンブルで負けると自分を責めてしまう
- ギャンブルで借金は返せる
- ギャンブルが、何か上を目指そうという気持ちを低下させている
- 負けると、すぐに次のギャンブルのことを考えてしまう
- 勝つと、またギャンブルをしようと思う
- 持っているお金がなくなるまでギャンブルに使ってしまう
- ギャンブルのために借金をした経験がある
- ギャンブルをするお金を作るために、お金を他のことに使わない
- ギャンブルをするお金を作るために、大切なものを処分してもいい
- 家庭よりギャンブルの方が大切だと思ったことがある
- 予定よりも長い時間をギャンブルに費やすことが多い
- ストレスや悩みを解消したいと思ってギャンブルをしたことがある
- 多少グレーな方法でもギャンブルのために借金してもいい
- 落ち込むことや切ないことがあると、ギャンブルをしたくなる
- ギャンブルのことを考えると眠れなくなる
- ちょっとツキがあるかなと感じるとギャンブルへ行きたくなる
- ギャンブルに負けて、自殺したい感情になったことがある
いかがだったでしょうか?
私がパチンコやスロットに一番ハマっている時で、合計13個の○が付きました。
○の数が多ければ多いほど、依存症である可能性が高くなります。
特に「5.ギャンブルで借金は返せる」の項目に○が付いた方は要注意です。
パチンコ(ギャンブル)依存症になってしまう原因
「パチンコ(ギャンブル)依存症診断」で、自分自身がパチンコ(ギャンブル)依存症であるかどうかが、おわかりいただけたかと思います。
ではなぜ、人間はパチンコ(ギャンブル)依存症になってしまうのでしょうか?
ここでは、依存症となってしまう原因や性格をいくつかご紹介しています。
負けず嫌いである
私は勝負事には可能な限り勝ちたいという性格で、とても負けず嫌いです。
私もそうでしたが、負けず嫌いな性格の人は「ギャンブルでの負けが認められず、負け分を取り戻すために更にギャンブルをしてしまう」負のスパイラルに陥りやすいです。
中には、普段はそうでもないのにギャンブルの時だけ負けず嫌いを発揮してしまう人もいるようで、このような人はパチンコ(ギャンブル)依存症になる可能性大です。
ギャンブルに関しては負けず嫌いな性格を抑え、冷静になる時間を取ることが大切です。
現実逃避癖
日々の生活で辛いことがあると、その原因を解決しようとせず”別のこと”をして現実から目をそらしてしまうタイプの人です。
現実から目をそらすための”別のこと”がギャンブルになってしまうと、パチンコ(ギャンブル)依存症になる可能性が非常に高いです。
すべての現実を受け止める必要はないかと思いますが、できる限り原因を解決しようとする強い心が必要です。
友達や趣味が少ない
友達や趣味が少ない人は自由な時間は多いがやることがなく寂しいので、ギャンブルにハマってしまう可能性が高いようです。
ギャンブルが趣味になってしまうと、パチンコ(ギャンブル)依存症まっしぐらです。
なにか没頭できる趣味が見つかれば、パチンコ(ギャンブル)依存症の解決に繋がります。
私の場合、今は仕事ですがブログを夢中で書くことがギャンブルから遠ざかることに繋がりました。
ウォーキングなどの軽い運動もおすすめですよ。
なにも努力せずに今よりも良い生活をしたいと考えている人
TVや漫画でのサクセスストーリーのように努力せずにお金を稼ぎ、今よりも良い生活をしたいと考えることは誰でもあるでしょう。
真面目な性格
これは意外かもしれませんが、ずっと真面目に生きてきた人がギャンブル依存症になってしまうことはよくあります。
よく遊んできた人はギャンブルも適度に遊ぶことができますが、これまで遊んでこなかった人はギャンブルという初めて覚えた遊びの楽しさにのめり込んでしまって抜け出せなくなる為です。
パチンコ(ギャンブル)依存症の症状や特徴
ここでは、パチンコ(ギャンブル)依存症の症状や特徴を書いています。
「周囲の人間が傷つく度合いにおいて、ギャンブル依存症を超える病気はない」と言われるほどの病気ですが、実際にはどのような症状や特徴があるのでしょうか?
あらゆる人間関係を駆使して、金を工面しようとする
パチンコ(ギャンブル)依存症の人は、ギャンブルをするお金がなくなると家族や友人、遠い親戚にまでお金を借りることがあります。
借りたお金もギャンブルで使ってしまい返済することができず、周囲からの信頼を失っていきます。
ギャンブルをするために借金をしてしまうような人は、間違いなくパチンコ(ギャンブル)依存症であると言えます。
イライラしやすく、荒っぽい、落ち着きがない性格
パチンコ(ギャンブル)依存症の人に多い性格です。
ちょっとしたことで、イライラしたり物を放り投げるなど荒っぽい性格になりやすい傾向にあります。
そのため、周囲の人とすぐに喧嘩になったり、家族に暴力を振るうなどし、孤立します。
ギャンブルを中心とした生活となっている
パチンコ依存症の人を例にすると、パチンコのイベントの為に会社や学校を休んだり、パチンコ屋の営業時間にあわせた生活をするようになります。
友達や彼女と会う約束していても、パチンコのイベントの為に別の用事があると嘘をつき、約束を破ったりしてしまいます。
パチンコ(ギャンブル)依存症の治療方法
ここまでは、自分自身がパチンコ(ギャンブル)依存症であるかどうかやその原因、症状や特徴などを書いてきました。
人生を狂わせる病気であることが、おわかりいただけたかと思いますが、ここではパチンコ(ギャンブル)依存症の治療方法をご紹介していきます。
自分の周りの人に迷惑をかけてしまう前に、病気と真剣に向き合い克服していきましょう!
パチンコ(ギャンブル)依存症の治療の種類
一口に治療と言っても、パチンコ(ギャンブル)依存症は以前ご紹介した「強迫性障害」と同じく、心の病ですので様々な治療方法があります。
そのため、ここでは主な治療方法をご紹介しています。
カウンセリングによる治療
まず一つ目に挙げられる治療方法が、カウンセリングによる治療です。
専門家と一緒に、まずは自分がギャンブル依存症であることを受け止め、計画的に治していく方法になります。
自分では、ギャンブルを止めることができないのが依存症の症状ですから、第三者に論理的に止めてもらいます。
一回のカウンセリングで症状がなくなるということは少ないですが、継続して相談を受けることで改善に繋がる治療方法です。
薬による治療
ここでいう「薬」とは、ギャンブル依存症専用の薬ではなく、それぞれの症状にあった薬が処方されます。
気分安定薬や抗うつ薬、ギャンブルが頭から離れず眠らない人には、睡眠薬などが処方されることになります。
入院治療
ギャンブル環境から遠ざけることを目的として、入院して患者を病院の監視下に置き、物理的にギャンブルをできなくする治療方法です。
入院まで行くのは、相当重度の依存症の人だけです。
パチンコ(ギャンブル)依存症の人が行くべき病院はどんなところ?
パチンコ(ギャンブル)依存症の人が行くのは「心療内科」です。
「強迫性障害」と同じく、心の病は自分ひとりの力で克服することは非常に困難です。
周囲の人の信頼を失ってからでは手遅れになりますので、一人で悩まずに早めに病院で相談することをオススメします。
みなさんが考えている以上に、パチンコ(ギャンブル)依存症について日本の病院は優秀ですよ!
パチンコ(ギャンブル)依存症と思われる人への対応はどうすればいい?
パチンコ(ギャンブル)依存症の患者本人ではなく、家族や友人はどのように患者に接すればよいのでしょうか?
一番大切なことは当然ですが、患者にお金を貸さないことです。
パチンコ(ギャンブル)依存症の人は、ギャンブルをするためにお金を貸してくれとはなかなか言いません。
嘘をついて借金を頼んでくるということを理解して対応しましょう。
家族であれば、パチンコ(ギャンブル)依存症の人が起こした事件の話をしたり、このままでは家庭崩壊の危機にあるということを患者に理解させるように話し合いましょう。
ただ「パチンコ(ギャンブル)依存症の症状や特徴」でも書いたように、暴力を振るってくる可能性も考えられますので、そのような場合は事前に専門家に相談したほうが良いでしょう。
パチンコ(ギャンブル)依存症まとめ
今回は「パチンコ(ギャンブル)依存症を治したい、克服したい方へ」ということで、パチンコ(ギャンブル)依存症についてまとめてみました。
私自身も過去にパチンコ依存症であったと自覚していて、一時期は周囲の人にもパチンコ依存症だと間違いなく気づかれていました。
今思えば当時の自分の行動は異常で、たくさんの人に迷惑をかけたと猛省しています。
私の場合は、医者には掛からず趣味(ブログ)を見つけることで完治することができましたが、今も依存症に悩んでいる人は想像以上にたくさんいることを知り、記事を書いてみることにしました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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