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WordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルール設定

WordPress Cloudflare ページルール設定 Cloudflare(クラウドフレア)
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この記事ではWordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルール(Page Rules)設定を書いています。

紹介した通りに設定すると下記のようなメリットがあります。

最適なページルールを設定するメリット
  1. 適切なファイルのみをキャッシュさせることで情報漏洩のリスクをなくす。(WordPressにログインした状態でしか表示されない情報等が漏れることがなくなる。)
  2. Cloudflareのデフォルト設定ではキャッシュされないファイルもキャッシュさせることができる。(更にサイトを高速化できます。)
私

「各設定の意味」もわかりやすく解説します。

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WordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルール設定

ここからはWordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルールを設定する方法を具体的に紹介していきます。

ページルール設定画面を開く

Cloudflareにログイン後【ルール】を選択

Cloudflareにログイン後【ルール】を選択

まずはページルールを設定するために『Cloudflare』にログインします。

ログイン後にページルールを設定するサイトを選択し、画面上部に並んでいるメニューの中から【ルール】を選択します。

最適なページルールを設定する

「ルール」をクリックすると「ページルール」を設定できる画面になりますので【ページルールを作成(Create Page Rule)】というボタンをクリックします。

参考

CloudflareのPage Rulesを理解した上で設定する(公式ページ)

無料プランではページルールを3つまで設定できます。
WordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルール設定(全ての設定が完了した後の画面)

WordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルール設定(全ての設定が完了した後の画面)

上画像はここから解説する全ての設定が完了した後の画面です。上画像の通りに設定すると下記のような状態になります。

全設定完了後のキャッシュの動作
  • 「管理画面・プレビュー画面のキャッシュを回避する設定」を優先した上で「一般に公開されているページの全データをキャッシュ」する。
  • キャッシュされたデータは2時間ごとに自動的に削除される。

WordPressの管理画面をキャッシュさせない設定

最初にWordPressの管理画面(/wp-admin/ 以下)をキャッシュさせないように設定をします。下記の通りに設定してください。

*(アスタリスク)」も漏れなく入力してください。
「*」はワイルドカードを意味します。
管理画面のキャッシュを回避
  • URL が一致する場合(一番上の入力欄)
    「*ドメイン名/wp-admin/*」
  • その後の設定は
    「キャッシュレベル」「スキップ」
    「パフォーマンスを無効にする」
上の設定の意味
  • 「*ドメイン名/wp-admin/*」:WordPressの管理画面を指定。
  • 「キャッシュレベル」「スキップ」:上で指定したURLはキャッシュさせない設定。
  • 「パフォーマンスを無効にする」:キャッシュ以外のCloudflareの機能(Auto Minify・Rocket Loader 等)を無効にする設定。

プレビュー画面をキャッシュさせない設定

次にプレビュー(preview=true)画面をキャッシュさせないように設定をします。下記の通りに設定してください。

プレビュー画面のキャッシュを回避
  • URL が一致する場合(一番上の入力欄)
    「*ドメイン名/*preview=true*」
  • その後の設定は
    「キャッシュレベル」「スキップ」
    「パフォーマンスを無効にする」
上の設定の意味
  • 「*ドメイン名/*preview=true*」:プレビュー画面を指定。
  • 「キャッシュレベル」「スキップ」:上で指定したURLはキャッシュさせない設定。
  • 「パフォーマンスを無効にする」:キャッシュ以外のCloudflareの機能(Auto Minify・Rocket Loader 等)を無効にする設定。

サイト内の全データをキャッシュ対象にする設定

最後にサイト内の全データ(ファイル)がキャッシュ対象となるように設定します。下記の通りに設定してください。

初期設定では「画像」や「CSS」等の静的ファイルのみがキャッシュされますが、この設定を行うことで「HTMLファイル」等もキャッシュされるようになります。
全データをキャッシュ対象にする
  • URL が一致する場合(一番上の入力欄)
    「*ドメイン名/*」
  • その後の設定は
    「キャッシュレベル」「Cache everything」
    「エッジキャッシュTTL」「2時間」
上の設定の意味
  • 「*ドメイン名/*」:サイト内の全てのページを指定。
  • 「キャッシュレベル」「Cache everything」:上で指定したURLに該当する場合、全データをキャッシュする設定。
  • 「エッジキャッシュTTL」「2時間」:エッジキャッシュ(CloudFlareのキャッシュ)が、2時間ごとに削除されるように設定。
エッジキャッシュTTLの時間について

キャッシュが削除されるまでの時間については「コメントが多いサイト」や「ニュースサイト」など、すぐに情報を更新する必要があるサイト以外はもっと長めに設定しておいても大丈夫です。

いつでも手動でキャッシュをパージ(削除)できますし、Cloudflareが提供しているAPIとcronを併用することで、更に短い時間に設定することも可能です。

「TTL(Time To Live)」:DNSにおいて、リソースレコードをキャッシュに保持してもよい時間を示します。

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ページルール設定完了後の注意点

この記事と同じ順番で設定していただいた場合は「最適なページルールを設定する」の項目の最初に掲載した【全ての設定が完了した後の画面】と同じ順番で設定されているはずです。

正しく設定できた時の順番
  1. WordPressの管理画面をキャッシュさせない設定
  2. プレビュー画面をキャッシュさせない設定
  3. サイト内の全データをキャッシュ対象にする設定

このルールの並び順がそのまま優先順位となっており、一番上のルールが最優先されます

つまり、1.2のルールで優先的に「管理画面・プレビュー画面のキャッシュを回避する設定」をした後、3のルールで「一般に公開されているページの全データをキャッシュ」しています。そして、CloudFlareにキャッシュされたデータは2時間ごとに自動的に削除されます。

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まとめ

今回は「WordPressサイトでCloudflareを使う時に最適なページルール設定」を紹介しました。

ページルールの設定は簡単なものですが【セキュリティの向上&サイト高速化】にかなりの効果があります。

私

WordPressサイトでCloudflare(クラウドフレア)を利用する際には、是非設定しておくことをオススメします♪

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