強迫性障害の原因と治し方 確認行為を止める方法は?実体験をまとめてみました。

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この記事では、私が実際に患った『強迫性障害』のついて書いています。
私が実際に体験した症状や発症原因、改善した方法、自分が『強迫性障害』かを確認する方法などをまとめました。
「コンセントから火災が発生しないか」「鍵をきちんとかけたか」などが、何度確認しても気になる方(確認行為がやめられない)には特に見ていただきたいです。

強迫性障害とは?

強迫性障害』(きょうはくせいしょうがい)は不安な気持ちや恐怖心が人より強く、それにより日常生活に支障がでる病気です。

潔癖症なども『強迫性障害』の一種と言われていて、何度も手を洗ってしまったりすること(不合理な行為)を自分では止めることができなくなります。

本来はやらなくても良いことに多くの時間を費やしてしまう他、周りの人を巻き込んでしまうこともある恐ろしい病気です。

この記事ではそんな恐ろしい『強迫性障害』を体験し、克服した私が”病気の詳細”や”改善方法”、”自分が『強迫性障害』かの確認方法”などをまとめています。

この記事を書くことにした理由

私が今回『強迫性障害』について書くことにした理由は以下の4つです。

  1. 記事を書くために『強迫性障害』について調べることで、自分の為になるから。
  2. 同じような症状(確認行為)で苦しんでいる人に、私が改善できた方法を知ってもらいたいから。
  3. 『強迫性障害』についての個人のブログ記事などがまだまだ少ないから。
  4. 『強迫性障害』の改善方法の一つに「自分が行っている確認行為が不要であることを論理的に知る」というものがあり、
    記事にすることで、その論理的な理由を記憶に定着させるため。

『強迫性障害』は精神障害の一種ですので、薬に頼る前にまずは病気、治療方法をしっかりと理解することが重要です。

『強迫性障害』の主な症状である「汚染洗浄(潔癖症)」「確認行為」を止める方法は”自分がその行為をしなくて良いと納得できる理由を見つけること”だと私は思います。

そのため、この記事では私が「確認行為」をやめるきっかけになった、納得できた理由などをご紹介していきたいと思います。


私に実際に出た『強迫性障害』の症状

強迫性障害のイメージ

『強迫性障害』には、先程記載した主な症状「汚染洗浄(潔癖症)」「確認行為」の他にも「不用品がどうしても捨てられなくなったり」「意味のない数字が意識せず頭に浮かんだり」と様々な症状があります。

基本的には上記画像のように、まず”強迫症状”が現れ”不安な気持ち”になります。

そして、その不安な気持ちを解消するために”強迫行為(儀式行為)”を行います。

”強迫行為(儀式行為)”を行うと”一時的に不安が解消”されますが、またしばらくすると強迫症状が現れるということが繰り返され、繰り返される度に不安な気持ちを解消するための強迫行為の回数が増えていきます


私が実際に体験した『強迫性障害』症状は以下

こちらは、私自身が行っていた確認行為(儀式的な行為)一覧です。
自分が「これは強迫性障害の確認行為だ」と把握していたものだけですので、実際にはもっと他にもあったかもしれません。

  • 確認行為(儀式的な行為)一覧
    「コンセントがきちんと刺さっているかを何度も確認してしまう」「鍵を締めたかを何度も確認してしまう」「不安なことがあり、起こりえないことと一度理解した(解決した)のに自分の意思と関係なく不安なことが頭に浮かんできてしまう」「財布の中のカード(お札)の数や持っている鍵の本数を何度も数えてしまう」「蛇口を必要以上にキツく締めてしまう」「コンロの火が消えているかを何度も確認してしまう」「冷蔵庫が閉まっているかを何度も確認してしまう」「メールの文章を送った後に変な文章がないかを何度も確認してしまう」など。
  • 巻き込み行為
    「他の人に上記の”確認行為”を頼んでしまう(確認行為を嫌がられたり、断られるとキツく当たってしまう)」
  • 回避
    確認行為が必要となる行動をすると凄く疲れるので、外出(物をなくしてしまう強迫観念から)や掃除(コンセントの抜き差しや物の移動が伴う為)が通常の人より負担になる。
    その為、外出や掃除を極力しなくなる。

私が体験した『強迫性障害』の主な症状は上記のようなものです。

『強迫性障害』の方の40-45%に起こる「汚染洗浄(潔癖症)」は私には起こりませんでした。

私の主な症状である「確認行為」は『強迫性障害』の方の30%程度の方に起こる症状で、”自分では必要ないとわかっていること”を何度も確認してしまい時間を無駄にするだけではなく、精神的疲労も伴います。

また障害といっても、”自分が他の人からどう見えているか?”ということはわかっていますので、そのことも精神的疲労に繋がる原因の一つになりました。

上記の図[強迫性障害のイメージ]に私の症状を当てはめると以下のようになります。

  • コンセントをちゃんと指したかな?確認しなきゃ(強迫症状)
  • コンセントに埃が溜まって火事になるかもしれない(不安な気持ち)
  • コンセントが刺さっているか確かめる(強迫行為[儀式行為])
  • 刺さっている。大丈夫だ。(一時的に不安が解消)
  • コンセントに足が当たって抜けたりしていないかな?(再度強迫観念が現れる)
  • コンセントの確認頻度が増えていく(繰り返される度に不安な気持ちを解消するための強迫行為の回数が増える)。

私の場合はこんな症状が主でした。

最初のうちは一日に一度確認する程度でしたが、ひどい時は一日に5,6回確認することもありました。

確認するときも、自分では絶対に必要ないとわかっているのにやめられない状況で、本当に辛かったです。


『強迫性障害』の原因は?

『強迫性障害』の原因は、現代の医学でも不明とされています。

ただ、全く不明というわけではなく『強迫性障害』になる人は、神経伝達物質の一種である*セロトニンの働きが弱いことが原因ではないかといわれています。
*セロトニンは脳内の神経ネットワークに使われる物質です。

そのため、病院で治療を受けると「薬物療法」としてセロトニンの働きを強める薬が処方されます。

確かな原因は不明ですが、現在は上記の「薬物療法」と「精神療法」でかなり治すことができるようになっているようです。

また『強迫性障害』が発症する原因は、”仕事(人間関係)のストレス”や”生活が大きく変わる”などが多いようです。

私の場合は、仕事のストレスが発症の原因であると考えています。

『強迫性障害』を病院で治療する時の流れは?

ここでは『強迫性障害』を病院で治療する時の流れをご紹介しています。

症状によって異なるようですが、ここでは一般的な治療方法をご紹介しています。

  1. 抗うつ薬などで不安感や強迫症状を抑える。
  2. 認知行動療法(心理療法)
    抗うつ薬などで強迫症状を抑えた後、強迫行為を少しずつ減らしたりやめたりを試す。
    強迫行為をしなくても、不安感は自然になくなることを理解する練習をする。

治療の流れはとてもシンプルなものですね。

お薬で精神を安定させた後、強迫行為の回数を減らし、最終的には強迫行為(儀式行為)をしなくても不安にならないようにすることが、主な治療の流れとなります。

強迫性障害はどのくらいの人がなる病気なのか?

『強迫性障害』はおおよそ50人に1人が発症する(全人口の2%程度)といわれています。

男性も女性も均等に発症する障害であり、ほとんどが35歳までに発症しています。


私が『強迫性障害』の確認行為(儀式的行為)を改善した方法

ここでは、実際に私が『強迫性障害』の確認行為(儀式的行為)を改善できた方法を3つご紹介しています。

ちなみに私は病院には行かず、自身で改善方法をネットや書籍で集め、それを一つ一つ実践して改善しました。

  1. 自分が行っている確認行為が不要であることを論理的に知る。
    確認行為は不要だと自分自身に言い聞かせるために、まずは自分がやっている確認行為をすべて書き出し、一つ一つ不要である理由を考えていく。
    詳細は下記「1.の方法の詳細」をご覧下さい。
  2. やらなければ不安になることを我慢する(他のことに集中する)
    原始的ですが、れっきとした「曝露反応妨害法」という治療法です。
    自分が不安(恐怖)感を抱いている場所や状況・物に身を置いたり、接したりしつつ強迫行為を我慢する方法です。
    私の場合は、一度確認したことは同じ日にもう一度絶対に確認しないという方法をとりました。
    曝露(ばくろ)とは、不安や恐怖にさらされるという意味です。
  3. 日々、自分と向き合い『強迫性障害』を治す!確認行為をやめる!という意思を持ち続ける。

以上が私が『強迫性障害』の確認行為を克服するためにやった3つの方法になります。

ご覧頂いた通り『強迫性障害』を克服するために大切なことは、「治そう!」という気持ちを持ち続けることです。

病院にいって専門家の治療を受けることももちろん有効ですが、『強迫性障害』は自分の「治そう!」という強い意思がなければ、完治することはできないと実際に自分がなってみてよくわかりました。


『強迫性障害』を改善するのにおすすめの書籍

こちらは『強迫性障害』の改善に役立つ書籍です。

1.の方法の詳細

例えば「コンセントが気になる場合(確認行為)」の解決方法は「Q.なぜコンセントが気になるのか?」→「A.埃が溜まって、火事(トラッキング火災)になる可能性(不安)があるから」。

このように”確認行為をなぜしてしまっているのか?”の理由を自分なりに見つけます。

この場合「火事(トラッキング火災)になる可能性(不安)があるから」というのが、確認行為をしてしまっている理由になります。

確認行為をしてしまっている理由がわかったら、その行為は不要であることを論理的に説明できるようにします。

今回の場合であれば「コンセントが原因の火災(トラッキング火災)」が発生する理由を調べます。
そうしてみると、コンセントが原因のトラッキング火災は埃だけが原因ではなく、湿気も原因であることがわかりました。(湿気の少ない所でほぼ起こらない)

埃がたまることは確かに危険であるが、自分がやっているように毎日確認する必要はないということです。

更に、年間起こるトラッキング火災は数十件程度で、そのうちコンセントが原因のものはその半分と、コンセントはかなり珍しい原因であることもわかりました。

ここまで調べれば、かなり安心できるのではないでしょうか?

まだ、どうしても不安であれば、下記のような商品で更に安心感をUPさせるのも良いかと思います。

ELPA 安全プラグカバー L型プラグ用 ホワイト AN-202B(W)


サンワサプライ 電源延長コード 0.1m トラッキング火災予防絶縁キャップ付きスイングプラグ TAP-EX21001

このように「自分がやってしまっている確認行為が不要なことである」と論理的に証明できれば、確認行為をしなくても不安になることがなくなります


自分が『強迫性障害』か確認する方法はあるのか?

ここまで、『強迫性障害』の主な症状や原因、治療の流れや私の体験談などを書いてきました。

ここでは、自分自身が『強迫性障害』であるのか?の確認方法について書いています。

その確認方法は以下のようなものです。

  1. 確認行為(鍵を締めたか、火を消したか等)が日常生活に支障をきたすかどうか。
    確認行為が原因で時間がなくなり、本来やらなければならないことができなくなっていないか?
  2. 自分の確認行為が、他の人に迷惑をかけていると自覚することはないか。
    確認行為が原因で遅刻をしたり、他の人に確認を依頼したりしていないか?
  3. 自分が〇〇したことが原因で、のちのち取り返しのつかないことになってしまうのではないかと怖くなることが多くないか。
  4. 自分がやっていることがおかしいこと(意味のないこと)と自覚しており、それを自分だけの秘密にしていることはないか。

上記のようなことがあてはまる方は『強迫性障害』の可能性有りです。

一度インターネットなどで『強迫性障害』についての記事をいくつか見てみて、自分と同じような症状の人がいないか確認してみることをおすすめします。

私は『強迫性障害』という病名を知らなかった時「コンセントが気になる」とだけインターネットで検索してみたところ、すごい数の『強迫性障害』に関する情報が出てきて、ビックリしたことを覚えています。「こんなに同じ症状の人がいるのか?!」と。

まぁ50人に1人ということは、日本人(約1億3000万人)として、約260万人は患者さんがいるということになりますから、今思えば当然ですよね。


『強迫性障害』の患者さんがいる家族がどうすればよい?

今回私は患者側でしたが、一緒に暮らしている家族等に『強迫性障害』の方がいた場合はどのように接するのが良いかも調べてみました。

『強迫性障害』の患者さんの行動は、他の人からみると「なぜそんなことが気になるのか」と不思議に思うことでしょう。

私も実際に体験したのでよくわかりますが、本人も「なぜこんなことが気になってしまうのか」と考えています。

「わかってはいるが、やめられない」という症状の病気ですので、私が言うのも変ですが、まずは『強迫性障害』という病気のこと理解することが重要ではないかと思います。

そして、絶対にやってはいけないことは強迫行為を手伝うことです。

ご家族が強迫行為を手伝うことは、患者自身が強迫行為を行うのと同様に一時的に不安を解消することにはなりますが、いつまでたっても病気が完治しないので逆効果です。

また、無理に強迫行為を止めるというのもやめたほうが良いです。
無理に強迫行為を止められるとそれがストレスになり、そのストレスが症状の悪化につながるからです。

その時にできることを患者さんと一緒に考えて、一緒に改善していくというのが『強迫性障害』の完治への一番の近道です!

『強迫性障害』まとめ

今回は、私が実際に患った(体験した)『強迫性障害』についてまとめてみました。

今では改善することができましたが、症状がピークの時は本当に精神的に辛い日々が続きました。

この記事が、少しでも同じような症状の方の助けになれば幸いです。

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ぼくは強迫性障害


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