この記事では、便秘の種類と症状にあったおすすめ便秘薬をご紹介しています。
私自身が自分にあった便秘薬を探していた時に、なかなか症状にあった商品を見つけることができず困った体験を活かし、皆さんの便秘の症状にあった便秘薬を商品名までズバリとご紹介します![2020年5月15日最終更新]
便秘とは?
まず、初めに「そもそも便秘とはなんなのか?」を簡単に書いています。
上記のどれか一つに当てはまる方は、便秘であるといえます。
便秘の種類
ここでは、便秘の種類を大きく3つに分けてご紹介しています。
自分の症状にあった便秘薬を選ばないと、症状を悪化させてしまうことにも繋がりますので、まずは下記の「便秘のタイプ診断」でご自身の便秘の種類を確認することから始めていきましょう!
便秘のタイプ診断
ここでは『便秘のタイプ診断』ができます。
まずタイプ診断をしてから、ご自身にあった項目をご確認下さい。
赤文字で書かれているものは、その便秘の代表的な原因です。
「〇〇性便秘」と書かれた青い文字をクリックすると症状の説明にジャンプできます。
『便秘のタイプ診断』をみても、自分がどの便秘のタイプかピンとこなかった方は『自分の便秘の症状がいまいちピンとこない方へ』をご覧下さい。
1.下記のような症状/原因が当てはまる方は「弛緩性便秘」の可能性が高いです。
2.下記のような症状/原因が当てはまる方は「直腸性便秘」の可能性が高いです。
3.下記のような症状/原因が当てはまる方は「けいれん性便秘」の可能性が高いです。
1.弛緩性便秘
『便秘のタイプ別診断』で1つ目の症状が当てはまった方は、弛緩性便秘の可能性が高いです。
弛緩性便秘は、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下し、便を押し出すことができなくなっている状態です。
弛緩性便秘の主な症状は「便意を感じにくくなる」「食欲が低下する」「お腹が張る」などが挙げられます。
弛緩性便秘の原因
弛緩性便秘の原因には、下記のようなものがあります。
『弛緩性便秘』の方におすすめの便秘薬はコレ!
弛緩性便秘の方におすすめしたいのが大正製薬の『ビオフェルミン便秘薬』です!
弛緩性便秘は腸の動きが低下していることが原因で起こる便秘ですので、腸の動きを刺激する働きのある便秘薬が効きます。
『ビオフェルミン便秘薬』には、腸の動きを活発にする成分と腸内環境を整える善玉菌が入っており、弛緩性便秘にピッタリの便秘薬です!
成分名でいうと「ピコスルファートナトリウム」や「センノシド」が入っているものが良いです。
2.直腸性便秘
『便秘のタイプ別診断』で2つ目の症状が当てはまった方は、直腸性便秘の可能性が高いです。
直腸性便秘は、便が直腸まで送り出されているのに、便意が脳に伝わらなくなっている(便意を感じない)状態です。
結果、直腸に便がたまってしまい、たまった便が水分を含むことで硬くなり、蓋をしてしまうことで起こります。
習慣性便秘とも呼ばれており、規則正しい習慣作りが改善への近道です。
直腸性便秘の原因
直腸性便秘の原因には、下記のようなものがあります。
『直腸性便秘』の方におすすめの便秘薬はコレ!
直腸性便秘の方におすすめしたいのが、小林製薬の『オイルデル』です!
『オイルデル』は直腸性便秘の症状である、直腸の出口で固まった便をオイルの力でするっと出してくれる商品です。
固くなった便を柔らかくする”水分浸透成分”も入っており、頑固な直腸性便秘にピッタリの便秘薬です!
ちなみに、直腸性便秘に効く成分名は「マグネシウム」と「麻子仁末(ましにんまつ)」です。
3.けいれん性便秘
『便秘のタイプ別診断』で3つ目の症状が当てはまった方は、けいれん性便秘の可能性が高いです。
けいれん性便秘は、大腸が緊張しけいれんすることで、便の通りが悪くなっている状態です。
ストレスが主な原因であり、若い方にも多い便秘です。
けいれん性便秘の原因
けいれん性便秘の原因には、下記のようなものがあります。
『けいれん性便秘』の方におすすめの便秘薬はコレ!
他の症状と同じく、けいれん性便秘の方にあった便秘薬をご紹介したいところですが、けいれん性便秘はストレスが原因で、腸内環境や自律神経のバランスが乱れていることから起こりますので、便秘薬ではなく整腸剤がおすすめとなります。
整腸剤で一番のおすすめ商品は、わかもと製薬の『強力わかもと』です!
『強力わかもと』には、ストレスで乱れた腸内環境を正常に戻す働きのある乳酸菌や、栄養のもとになるビール酵母、栄養素を吸収しやすくする成分が入っています。
けいれん性便秘の方は腸内環境を整えることが大切ですので、腸内環境を整える働きのある食材のこんにゃくや海藻、果物を意識して食べることとあわせて『強力わかもと』のような整腸剤を使っていくことが、便秘解消への近道となります!
自分の便秘の症状がいまいちピンとこない方へ
ここでは『便秘のタイプ診断』を見ても、自分の症状にピッタリ合うものがなかった方の対処法を書いています。
便秘の症状は人それぞれで、今回ご紹介した3タイプ「弛緩性便秘」「直腸性便秘」「けいれん性便秘」の内、2つ以上の症状をお持ちの方などもいます。
そんな方には、便秘薬を段階的に使っていく方法をおすすめします!
便秘薬を段階的に使っていく方法
便秘の症状がイマイチわからない方は、便秘薬を段階的にステップアップして行く方法がおすすめです。
まず最初に試してみるのが「便を柔らかくするタイプの便秘薬」です。
最初に試すのは、便を柔らかくするタイプの便秘薬
便を柔らかくするタイプの便秘薬は”マグネシウム剤”と呼ばれる成分が含まれているものです。
先程、直腸性便秘の方におすすめした『オイルデル』などが該当します。
『オイルデル』他にも、健栄製薬の『酸化マグネシウムE便秘薬』はよく効くと評判の便秘薬です。
『酸化マグネシウムE便秘薬』には名前の通り、酸化マグネシウムが配合されており、腸内の水分を集めて柔らかくし、排便をスムーズにする効果があります。
次に試すのは、腸を動かすタイプの便秘薬
便を柔らかくするタイプの便秘薬を試してみて、症状が改善されない場合に試すのが「腸を動かすタイプの便秘薬」です。
「腸を動かすタイプの便秘薬」は弛緩性便秘の方におすすめした『ビオフェルミン便秘薬』などが該当します。
『ビオフェルミン便秘薬』の以外の薬でよく効くと言われているのは、ゼリア新薬の『ウィズワンエル』という便秘薬です。
『ウィズワンエル』には、腸の働きを高める成分の他に乳酸菌などが配合されています。
このように便秘の症状がイマイチわからない方は「便を柔らかくするタイプの便秘薬→腸を動かすタイプの便秘薬」と順番に試していくのが良いです。
浣腸や座薬はどういう時に使うもの?
便秘の時に使う薬として、ここまでご紹介してきた便秘薬の他にも、浣腸や座薬があります。
この浣腸や座薬は、どのような時に使う薬なのでしょうか?
一般的に浣腸や座薬は、便意はあるがいくらいきんでも排便に至らない時に使用するものです。
浣腸には、肛門から液体(グリセリンなど)を注入して、便をやわらかくしたり、腸を刺激する効果があり、座薬には炭酸ガスで腸を刺激する効果があります。
便秘薬以外に便秘を改善する方法はある?
ここでは、便秘薬以外で便秘を改善する方法をご紹介しています。
便秘薬以外で便秘を改善する方法には、以下のようなものがあります。
便秘は生活習慣が原因なことがほとんどですので、規則正しい生活をおくることが、便秘改善への第一歩です。
便秘薬まとめ
今回は「便秘薬の種類と症状別のおすすめ商品をわかりやすくご紹介します!」ということで、便秘薬の種類や症状別のおすすめ商品をご紹介しました。
一口に「便秘」、「便秘薬」といっても、様々な症状や種類があります。
私が便秘になった時、自分にあった便秘薬を探すのは本当に苦労しました。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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