この記事では、今話題になっている『持続化給付金』をアフィリエイター(個人事業主)も受け取ることができるのかについて書いています。
「確定申告書第一表の控えに収受日付印の押印が必要だが、e-Taxで確定申告をしている場合どうなるのか?」や「貰える場合の金額は?」など気になることをまとめてみました。
持続化給付金とは?
持続化給付金は、新型コロナウイルスの影響で売上が下がった法人・個人事業主などを救済することを目的とした経済産業省が発表した制度です。
アフィリエイター(個人事業主)も持続化給付金を受け取ることができる?
2020年4月30日現在の『持続化給付金の速報』や『税理士や会計士の方がSNSやYouTube動画で仰っている』情報を見てみると、2019年以前に開業して確定申告をしているアフィリエイターは『持続化給付金』を受け取れる可能性は高そうです。
給付金の対象となる事業者に【新型コロナウイルスの影響で1か月の売上が前年同月比50%減少している】というものがあって、飲食店などと違いアフィリエイトの収益がコロナウイルスの影響で下がったことを証明するのが難しそうに感じたのですが、現状この証明は必要ないとのことです。
現状証明は必要ないようですが、実際に「GOOGLEアドセンスのクリック単価が下がっていたり」、「これまで自サイトのリンクから売れていた商品が、突然売れなくなって収益が下がっている」という方も多くいらっしゃいますので、もし今後証明が必要になった場合に備えてコロナウイルスが影響しているものは本当にないか確認しておくと良いでしょう。
アフィリエイターでも全く影響が無いという方のほうが少ないはずです。
下記は『持続化給付金』制度の概要を簡単にまとめたものです。
今回はアフィリエイター(個人事業主)向けの記事のため法人の概要は省略しています。
【給付額】
アフィリエイター(個人事業主)の場合:最大で100万円
給付額=前年の総売上(事業収入)-(前年同月比マイナス50%月の売上×12ヶ月)
[例]
・前年の年間売上(事業収入)が「180万円」
・前年(2019年)の4月の売上が「26万円」
・今年(2020年)の4月売上[前年同月比マイナス50%月の売上]が「6万円」の人の場合「180万円」-「6万円×12ヶ月」=「108万円」ですが、最大給付額が「100万円」ですので[例]の人の給付額は「100万円」です。
【給付対象事業者(アフィリエイターに関係のある項目を抜粋)】
1.新型コロナウイルスの影響で1か月の売上が前年同月比50%減少している事業者。
現状、早急な給付が目的であることから、新型コロナウイルスがどう売上に影響しているかの証明は必要ないとのことです。
ただ、今後証明が必要になってくる可能性はありますので、自身の場合どのような影響があったかは書き出しておくと良いでしょう。
また「持続化給付金の申請期限は2021年1月15日まで」とまだまだ先ですので、不安な方は少し様子をみてから申請するのも良いかと思います。
2.2019年以前に開業して事業収入があり、今後も事業を継続する意志がある事業者。
昨年の売上と比較して給付額を決定するのでこれは当然ですね。
ただ『2020年開業の事業者も対象となる可能性がある』という情報もいくつか見られましたので、調べてみて損はないでしょう。
2020(令和2)年*補正予算の成立翌日から2021年1月15日まで
*補正予算の成立日は「2020年4月30日」ですので「5月1日」が申請開始日となります。電子申請の場合、同日24時まで受付。※法人・個人とも同じ期間です。
【申請方法】
補正予算成立後にアクセス可能となる『持続化給付金の申請用ホームページ(*開設済)』での電子申請。
または『全国の窓口(完全予約制/予約受付は持続化給付金HPより行う)』での申請。[*2020/5/15現在は開設日未定]
申請方法について詳しくは『持続化給付金の申請方法を画像付きで解説します』をご覧下さい。
【申請手順】
1.「持続化給付金のホームページ」にアクセス(開設済み)
*スマートフォンでも申請可能です。
2.申請ボタンから仮登録を行う(*メールアドレスなどを入力)
3.入力したメールアドレスに届いたメールのリンクから本登録
4.ID、パスワードを入力してマイページを作成
5.画面に表示された必要な事項を入力
*申請後に”申請内容の修正”をすることはできませんので、申請前にしっかりと内容の確認をしましょう。
6.5に必要書類を添付して申請
7.約2週間程度で申請時に入力した口座へ給付金が入金されます
*給付金確定通知も発送されますが、振込が先に行われる場合もあるとのことです。
→*追記 私は給付金確定通知が届く前に振込が行われました。
【アフィリエイター(個人事業主)が入力する主な項目】
・屋号
・雅号
・申請者住所氏名
・業種
・生年月日
・連絡先
・2019年の事業収入
・対象月と前年同月の月間事業収入
・申請者本人名義の振込先口座情報
【申告時に必要な書類】
1.2019年分の確定申告書類
「確定申告書第一表の控え1枚(青色申告・白色申告共通)」
「所得税青色申告決算書2枚(青色申告の場合のみ)」
2.売上減少となった月の売上台帳などの写し
様式に決まりはないとのこと。
郵送の場合、手書きのものでも裏付けとなる資料が提出できればOK。
3.申請者本人名義の振込先口座通帳の写し(振込に必要な情報がわかる形でコピー)
4.本人確認書類 (マイナンバーカード、運転免許証、住民基本台帳カード、在留カード、特別移住証明書、外国人登録証明書など)
【申請する時に注意すること】
1.1度給付を受けると再度申請はできない
申請後に更に売上が落ちた場合も再申請することはできませんので、これ以上下がることはないというタイミングで申請したほうが得です。
2.確定申告書第一表の控えに収受日付印の押印が必要(*e-Taxの場合は不要[次項目に詳細を記載しています])
【申請後に連絡はくる?】
持続化給付金の申請が完了した後、受付完了の通知やメールなどは2020年5月15日現在は届きません。
申請内容に『不備・不明点』がある場合のみ「持続化給付金事務局」から連絡メールがくるようですが、申請内容が正しい場合にはなにも連絡はありません。
金額確定後に「持続化給付金の振込のお知らせ」という給付通知書が届くのみとのことですので、通知書が届くまでの期間は申請が上手くできているのか少し不安になりますね。
これから申請される方のためにも、受付完了メールなどが届くように改善して頂きたいものです。
確定申告書第一表の控えに「収受日付印の押印が必要」?e-Taxで確定申告をしている場合どうなるのか?
確定申告書第一表の控えに収受日付印の押印が必要とのことですが、e-Taxで確定申告をしている方の場合はどうなるのでしょうか?
e-Taxの場合は「収受日付印が押されている2019年分の確定申告書第一表の控えに相当するもの」と、現時点では詳細が書かれていません。
ただ、同じ経産省の持続化補助金を見てみると「メール詳細(受信通知)を印刷したもの」が受付印の代用になると書かれていました。
このことから「収受日付印」の代わりにメッセージボックスに格納される「受信通知[*上画像参照]」を印刷したものかスクショしたデータを添付すればOKです。(*5/1 専用窓口にて確認済み)
*『持続化給付金の公式サイト』が開設され『Q&A』にこの項目の答えが記載されていましたので追記致します。
もし、確定申告書(控え)に収受印が押印されていない場合は、代わりとして『納税証明書(その2)』を提出すればOKとのこと。
e-Taxの場合はやはり「受信通知」を提出すれば良いです。
アフィリエイターの『持続化給付金』まとめ
今回は『アフィリエイターも持続化給付金は貰える?収受日付印の押印はe-Taxの場合どうする?』ということで現在わかっている情報をもとにアフィリエイターも『持続化給付金』が貰えるのかなどをまとめてみました。
また新たな情報がわかりましたら、この記事に追記させていただきます。
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