みなさんのご自宅にもゆうちょ銀行から『お取引目的等の確認のお願い』という書面が同封された封筒は届きましたか?
2020年5月頃から少しずつ発送されているようなのですが、口座の利用目的だけでなく「職業」や「年収」「勤務先」といった多くの個人情報の提出を求める内容となっていることから、口座の解約を検討する方も多くいらっしゃるようです。
また、封筒が手元に届いてから約1ヶ月程度の回答期限も定められており【期限内に回答がないと口座のお取引を制限する場合がある】という文言が記載されていることから「詐欺ではないか?」という声も多数上がっています。
下記の記事で検証した結果、ゆうちょ銀行が発送した正式な書面であることがわかったのですが、申請はどのように行うのでしょうか?
この記事では、PCまたはスマートフォンから「ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト」にアクセスし『お取引目的等の確認のお願い』に回答する方法を画像付きでご紹介しています。
記事を読みながら作業して頂くと、約10分程度で回答を完了できます。
『ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト』にアクセスする
まずは『お取引目的等の確認のお願い』の左下に記載されているURLから「ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト」にアクセスします。
上記URLにアクセスした後に表示される画面で【「ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト」はこちら】をクリックします。
『ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト』にログインする
「ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト」のログイン画面で『お取引目的等の確認のお願い』の左下に記載されている【ID・パスワード】を入力し、ログインボタンをクリックします。
ID・パスワードにアルファベットの「O(オー)」は小文字も大文字も使われていないらしいにゃ。だから丸は全部「0(ゼロ)」でOKだにゃ!
お客さま情報の入力
「ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト」へログイン後、表示される項目に回答していきます。
各項目の説明、実際の入力画面の画像は下記の通りです。
【お客さま情報の入力 各項目の説明】
- 生年月日:「西暦」で回答します。(プルダウン選択)
- 国籍:「日本」か「日本以外」を選択します。
- 外国PEPs情報:「はい」か「いいえ」を選択します。
(*聞き慣れない言葉ですが、ほとんどの方は該当しません。)
*外国PEPsとは・・・外国の政府等において重要な地位を占める者(外国の国家元首等)とその地位にあった者、それらの家族および実質的支配者がこれらの者である法人を指します。 - 主な利用目的:ゆうちょ銀行口座を利用する主目的を選択します。
- その他のご利用目的:主目的以外に利用目的がある場合のみ選択します。
- ご職業:選択肢の中からあてはまる項目を選択します。
職業を選択後、勤務先について下記の入力が求められます。
「名称」「上場/非上場」「郵便番号」「所在地」「電話番号」「役職」「業務内容」「年収」 - 毎月のお取引金額:預入・払戻・送金などを合計した金額が毎月いくらぐらいになるかを選択します。(平均値でOKです。)
- お取引の頻度:口座の利用頻度を選択します。
- 原資:口座に入金される資金の主な出所を選択します。
- 200万円超の現金取引予定について:今後の取引で1回当たり200万円を超える現金取引(預入・払戻)の予定があるかを「はい」か「いいえ」で選択します。
- 国際送金の利用予定有無:今後の取引で国際送金をする予定があるかを「はい」か「いいえ」で選択します。
全ての項目に回答後、「上記回答した情報は事実と相違ありません。」にチェックを入れて『次へ』をクリックします。
入力内容の確認
『次へ』をクリックすると「入力内容の確認」画面が表示されます。
上から順番に入力内容の見直しを行い、問題なければ『回答』をクリックして下さい。
『回答』をクリックすると「ご申告を受け付けました。」という申告完了画面が表示されます。
この画面が表示された時点で申告完了となりますので、ウインドウを閉じて終了です。
まとめ
今回はゆうちょ銀行から送られてきた『お取引目的等の確認のお願い』にネット回答する方法をご紹介しました。
「年収」や「勤務先」などの個人情報の入力が求められますので少し不安な印象を受けますが、今後もゆうちょ銀行口座を利用する方は素直に回答しておいたほうが良さそうです。
入力する項目自体は難しいものではなく、この記事を見ながら回答して頂くと約10分程で完了できるのではないかと思います。
下記は「今回の記事で画像解説した手順」を簡単にまとめたものです。
【今回の記事で画像解説した手順まとめ】
- 『お取引目的等の確認のお願い』の左下に記載されているURLから「ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト」にアクセス。
- ID・パスワードを入力し『ゆうちょ銀行 お客さま情報ご申告サイト』にログイン。
- お客さま情報の入力を行う。
- 入力内容の確認を行う。
- 『回答』ボタンをクリックする。
- 『申告完了画面』確認後、ウインドウを閉じて終了。
下記は『お取引目的等の確認のお願い』が詐欺ではないことを検証した記事です。
申告を完了して1週間程経った後に「0120-340-004」という知らない番号から着信がありました。
電話をかけてきた担当者の方にお伺いしたところ「0120-340-004」は【ゆうちょ銀行お客さま情報管理センター】の番号とわかりましたので、追記しておきます。
私の場合、電話の内容は申告内容の簡単な確認のみでした。
コメント
こんにちは。
ゆうちょ銀行から来たお取引目的等の確認のお願いが届いた方のTwitterの反応を見てみたら、
「年収など個人情報が」「怪しい」「詐欺か?」「口座解約する」って反応でした。
どういう人が届いたのかプロフィールやつぶやきを見たら、通販、投資、不特定の人から受取、フリマアプリやヤフオクの受取口座ぽい人が反応しているようでした。
ただの給与受取やクレカ引落しではなく、副業してそうな人に届いているのではないかと推測しています。
あや様
コメントありがとうございます!
>>ただの給与受取やクレカ引落しではなく、副業してそうな人に届いているのではないかと推測しています。
→私もアフィリエイトやクラウドワーク報酬の受取口座としてゆうちょ銀行を使用していますので、その可能性は高そうですね。
個人事業主やフリーの仕事をしている人に優先して送付し、その後”口座への所定の確認が済んでいない”その他の方にも送付していくのではないかと思われます。
たにぽよさん
うちの家族も全員ゆうちょ口座は持っていますが、私だけ届いたので不思議でした。口座の制作順で届いたのではないし、地区ごとで一斉に送ったようではないからです。
ゆうちょ側は順次全員に送るという回答でした。
私の場合、送金無料だったため、過去に個人商売している個人口座の方と定期的な取引をしていたからではないかと推測します。
ゆうちょ銀行以外の銀行からは今のところ届いていません。
これからは面倒でも現金で相手の口座に送金する事も考えないといけませんね。
一応普通に回答して頂ければという電話回答でしたが、突然とても細い業種欄、勤務先、年収まで回答を求められとても不快でした。
「マネロン・テロで金融庁から取引目的確認」と「税務目的でマイナンバー登録」の2つありますが、また面倒な提出を求められそうで憂欝です。
取り上げてくださったブログがここしかなかったので、ありがとうございました。